ウーバーイーツの報酬はどういう仕組みなの?
報酬の計算を理解したら配達回数が大事って本当?
こんな疑問に答えます。
この記事を書いている僕は2017年4月から長くウーバーイーツ配達員を続けています。
配達エリアがまだ狭い時から報酬の移り変わりも体験してきました。
そんな僕がウーバーイーツの報酬についてサクッと解説していきます。
ウーバーイーツの報酬について解説
報酬は計算式は以下の通りです。
都市によって異なります。
基本料金→3つの要素の合計です
基本料金は「受け取り料金」「受け渡し料金」「距離料金」の3つを足した金額です。
2019年12月から東京エリアの料金体系が変わりました。
受け取り料金
レストランで料理を受け取ると発生する報酬です。
東京・埼玉・千葉 | 265円 |
横浜・川崎 | 130円 |
大阪 | 136円 |
京都 | 136円 |
神戸 | 136円 |
名古屋 | 136円 |
福岡 |
受け渡し料金
注文した方に料理を受け渡すと発生する報酬です。
東京・埼玉・千葉 | 60円 |
横浜・川崎 | 70円 |
大阪 | 63円 |
京都 | 63円 |
神戸 | 63円 |
名古屋 | 63円 |
福岡 |
距離料金
配達距離に関して発生する報酬です。
レストラン〜配達先の距離に比例して増えていきます。
東京・埼玉・千葉 | 125円/km |
横浜・川崎 | 60円/km |
大阪 | 45円/km |
京都 | 45円/km |
神戸 | 45円/km |
名古屋 | 45円/km |
福岡 |
計算例
距離が2kmの配達
(東京)
基本料金= 265 + 125 + 60×2 = 510円
(大阪)
基本料金= 136 + 63 + 45×2 = 289円
こうです。
ここからサービス手数料が引かれます。
ブースト→掛け算される数値です
ブーストとは配送料に「かけ算」される数値のことです。
時間帯や場所ごとに指定されます。
計算例
距離が2km、ブースト1.1倍の適用時間帯・エリアで配達。
(東京)
基本料金 × ブースト= (265 + 125 + 60×2) × 1.1 = 561円
(大阪)
基本料金 × ブースト= (136 + 63 + 45×2) × 1.1 = 318円
ここからサービス手数料が引かれます。
ブーストの特徴
ブーストの特徴についてはこのように書かれています。
・定期的に見直される
・祝日は平日とは異なることがある
・倍率は人によって異なることがある
・複数エリア/時間に跨る場合は、レストランがある位置/レストランが配達を依頼した時間が起点となる
サービス手数料→引かれる部分です
東京・埼玉・千葉 | 10% |
横浜・川崎 | 5% |
大阪 | 5% |
京都 | 5% |
神戸 | 5% |
名古屋 | 5% |
福岡 |
計算例
距離が2kmで、ブースト1.1倍の適用で、サービス手数料を引く。
(東京)
基本料金 × ブースト - 手数料 = (265 + 125 + 60×2) × 1.1 - (510×10%) = 510円
(大阪)
基本料金 × ブースト - 手数料 = (136 + 63 + 45×2) × 1.1 - (289×5%)= 304円
結果的にもらえる金額の計算はこうです。
(※小数点以下の扱いや、マイル換算などにより誤差が発生する可能性はあります。)
複数配達の計算→素直にそのままという印象です
複数配達(通称:ダブル配達)の場合は以下の通りです。
2箇所を回った時の例です。
・距離料金は、距離相応に計算
・受け取りは1回分
・受け渡しは2回分
素直にそのままという感じの計算ですね。
複数配達に関しては、報酬よりも距離と時間が状況によってかなり変わってきます。
その注意点について、詳しくはこちらの記事に書きました。
» ウーバーイーツのダブル配達のメリットデメリット【複数同時の配達】
特別キャンペーン→回数クエストなどがあります
ブースト以外にも追加の支払いが発生する様々なキャンペーンが存在します。
メールで運営サイドからお知らせが来ます。
「x回配達を達成すればxxx円」というクエストが多いです。
支払いサイクルは毎週です
毎週行われます。
原則的に月曜日の午前4時が締め日です。
使っている銀行によってわりと変わる印象です。
僕の場合は最近は基本的に火曜日に振り込まれるのが多いです。
たまに祝日などで遅れることがありますが、その際はメールで連絡が来ました。
支払い明細についても毎週メールで届きます。
参考:
https://www.uber.com/ja-JP/drive/tokyo/resources/how-does-payment-work/
https://www.uber.com/ja-JP/drive/yokohama/resources/how-does-payment-work/
https://www.uber.com/ja-JP/drive/osaka/resources/how-does-payment-work/
https://www.uber.com/ja-JP/drive/kyoto/resources/how-does-payment-work/
https://www.uber.com/ja-JP/drive/kobe/resources/how-does-payment-work/
https://www.uber.com/ja-JP/drive/nagoya/resources/how-does-payment-work/
※公式サイトでは報酬=「お支払い金額」と表現されています。
※予告なしに更新される場合があると記載されています。
※この記事は執筆時の参照データを元に作成しています。
ウーバーイーツの報酬を理解した後にやるべきこと
報酬について理解したところで実際に稼ぐにはどうしたらいいか考えていきます。
距離を稼ぐか、回数を稼ぐか方針を決める
距離を稼いだ方がいいのか、回数を稼いだ方がいいのかを考えます。
最初は来た注文を素直にこなしていくのが基本ですが徐々に作戦を考えていきたいですよね。
おすすめは回数を重ねて稼ぐ方針です
https://www.uber.com/ja-JP/drive/tokyo/resources/how-does-payment-work/他、上記参考単に記載のURLを参照して作成
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(図1)1回配達した時の距離ごとの報酬
https://www.uber.com/ja-JP/drive/tokyo/resources/how-does-payment-work/他、上記参考単に記載のURLを参照して作成
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(図2)2kmの距離で配達した時の回数ごとの報酬
距離ごとの報酬、回数ごとの報酬をグラフにしてみました。
これをどう考えるかは難しいところで正解はないと思います。
僕が思うのは「回数を重ねた方が稼ぎやすい」ってことです。
1回ごとに積み重なっていく額の比重が大きいので、特に走るスピードに自信がない人ほど回数で稼いだ方がいいと思います。
さらに最近はチェーン店が増えてレストランの数自体が増えているので、長距離配達は減っている傾向にあると予想します。
連続で来た注文をきちんと受けてこなしていくと効率的
当たり前と言えば当たり前ですが、連続で注文が来た場合は素直に受けてこなしていけば回数が順調に増えます。
待っている時間が減るので効率的です。
配達中や配達が終わりそうな時に通知される次の配達を拒否しないで「数珠つなぎ」に配達していくってことです。
少し似ていますが複数同時の配達を受けるかどうかとなると、そこはまた別の話になってきます。
» ウーバーイーツのダブル配達のメリットデメリット【複数同時の配達】
ブーストの高い時間帯をチェック
ブーストが高い時間帯をチェックしておきましょう。
アプリを開いてチェックして、その時間帯に稼働するのを意識します。
基本的にランチタイムとディナータイムが多い傾向です。
ただ、チェーン店が大量加入してからはアイドルタイムでもブーストが増えてきた気がします。
チェーン店大量加入からの変化についてはこちらの記事に書いています。
» ウーバーイーツ=稼げないと思ってる人へ5つの朗報【チェーン店増加】
土日はブーストの時間帯が長めな傾向が多いです。
ブーストの高いエリアをチェック
東京都内だと港区や渋谷区はブーストが高いことが多い傾向がある印象です。
新しくサービスが開始されたばかりのエリアもブーストが高いことが多いです。
多少時間をかけてでも、ブーストが高いエリアに移動してからオンラインにする作戦もありだと思います。
都心部はブーストがかかる上に注文も来やすいし配達距離も短いなどお得な場合があります。
最初に電車を降りる駅・配達を開始するポイントをたまに変えてみるのもいいと思います。
都心でレストランも住宅も密集している場所が狙い目だと思います。
ただ、ブーストが高いエリアは周期的に変わることもあるので注意です。
各都市のページにはレストランマップを掲載しています。
» 都市別のウーバーイーツの記事一覧
走りやすさや人気店などの総合的な観点からのエリア選びについてはこちらの記事に詳しく書いています。
» Uber Eats配達員が慣れてきたら使いたい応用編の技10
あと何回配達したら追加報酬があるかチェック
あと何回配達したら追加報酬があるかチェックしておきましょう。
「x回達成したらxxx円のボーナス」というクエストには注目です。
終わろうかなと思った時にチェックして、時間や体力に余裕があればもう少し頑張るのがいいと思います。
というわけで今回は以上です。
受け取り受け渡しと距離計算が分かれているところがポイントですね。
ウーバーイーツの配達を登録してやってみようかなと思った方はまずはこちら。
» ウーバーイーツの配達の登録について
登録の流れについては、こちらの記事でより詳細に解説しています。
» Uber Eats配達員を始めよう、準備に必要なこと10(自転車お弁当配達員)