自転車保険のおすすめを解説【40例網羅・数千円のプランでも充実】

自転車保険のおすすめを40例網羅して解説すると1年に数千円の安いプランでも充実してるって本当？
損保ジャパン・あさひ・赤色ＴＳマークがおすすめって本当？
クレジットカードの付帯保険では追加料金を払う必要があることが多いって本当？
ウーバーイーツでは配達前後の自転車保険をどう考えるかがポイントって本当？
こんな疑問に答えます。

僕は2017年4月からウーバーイーツの配達を続けています。
そんな僕が解説していきます。

自転車保険のおすすめを解説【40例網羅・1年に数千円のプランでも充実】

自転車保険の義務化への動きや１億円補償が目安のボーダーラインである理由についてはこちらの記事に書きました。
» 自転車保険義務化を解説【全国的に拡大中・背景に事故の増加】

自分や家族の現在の加入状況・補償額を確認した上で不十分だった場合に新しく自転車保険加入を検討するのがおすすめです。

自転車保険を比較【手頃な価格のプランで十分に補償があります】

	保険会社名 （サービス名）	プラン名	価格 （年額）	個人賠償 責任 （上限）	死亡 ・後遺障害	入院日額	加入条件 など
1	日本サイクリング協会 （JCA）	エコノミー（A１） （提携：三井住友海上保険）	1200円	2億円	170万円	なし	会員のみ JCA賛助会費 （4,000円）
2	全日本交通安全協会 損害保険ジャパン日本興亜	プランA 賠償のみプラン Web申し込み	1230円	1億円	なし	なし	どのプランも賠償責任を 家族全員補償 +示談交渉サービス
3	アメリカン ・エキスプレスカード	自転車総合保険 サイクル安心保険 本人タイプ プランAにオンラインで加入	1230円	１億円	なし	なし	カード会員のみ 示談交渉サービス
4	JCBカード	JCBトッピング保険 日常生活賠償プラン Cコース （提携：損害保険ジャパン日本興亜）	1800円	１億円	100万円	なし	カード会員のみ
4	NICOSカード	日常生活賠償プラン （提携：損害保険ジャパン日本興亜）	1800円	1億円	100万円	記載なし	カード会員のみ
6	サイクルベースあさひ	サイクルパートナー 本人タイプ （提携：au損害保険）	1920円	2億円	400万円	2,000円	示談代行サービス付き
7	公益財団法人 日本交通管理技術協会 TSマーク	赤色ＴＳマーク （提携：三井住友海上保険）	2000円 ※	1億円	100万円	10万円	自転車安全整備店で 自転車の点検整備（有料） を受けて加入可能 ※店により価格は変動
8	三井住友VISAカード	ポケット保険 自由設計コース （提携：三井住友海上火災保険）	2280円	1億円	なし	500円	カード会員のみ
9	エポスカード	エポラク傷害保険 自由設計コース 日常生活賠償 （提携：三井住友海上火災保険）	2280円	1億円	なし	500円	カード会員のみ
10	こくみん共済 （全労済）	個人賠償プラス	2400円	1億円	-	-	会員のみ

約40の自転車保険を僕なりに調査した結果、安い順に並べるとトップ１０は上の通りです。

・自分の自転車に乗っている（レンタサイクルではない）
・成人
・独身
・個人賠償責任は１億円以上
という想定で検討しています。

自転車保険のおすすめは損保ジャパン・あさひ・赤色ＴＳマークの付帯保険の３つです

全日本交通安全協会 損害保険ジャパン日本興亜

全日本交通安全協会 損害保険ジャパン日本興亜のプランA・賠償のみプランは1230円／年でとにかく安いのが特徴です。
ただその代わり自分の死亡・後遺症や入院に対する補償がないので本当に最低限と言えます。

サイクルベースあさひ

あさひのサイクルパートナー本人タイプも1920円／年と安めの価格です。
自分の入院費や示談代行サービスも少し付いているのでバランスがいいなと思います。
au損保との共同開発であるというのも信頼感が増します。

公益財団法人日本交通管理技術協会TSマーク

自転車安全整備店で点検整備（有料）を受けてTSマークを貼付すればTSマークの付帯保険に加入できます。
少し高い赤色TSマークの付帯保険なら個人賠償責任額の限度額１億円のラインはクリアしています。

価格は整備店にもよりますが1500-2000円程度が多い印象です。
ただし自転車の不備があった場合は整備代金は払う必要があるのでそこは注意です。
中野区や武蔵野市など講習会参加でTSマークの助成金を出してくれる行政も存在するので該当するならコスパではナンバー１だと思います。

自転車保険はクレジットカードの付帯保険では追加料金を払う必要があることが多いです

上位を占めているクレジットカードの付帯保険はカード利用者であれば少額で保険を付けれるものが多いです。
一度、自分のクレジットカードの保険プランを見て確認するのがおすすめです。

その他の自転車保険では補償が厚い高額タイプも存在します

11位以下も見ていきます。

No.	保険会社名 （サービス名）	プラン名	価格 （年額）	個人賠償責任 （上限）
11	どけん共済会	自転車保険	2500	1億円
12	楽天	Rakuten超かんたん保険 自転車プラン	2640	1億円
13	楽天損害保険株式会社	サイクルアシスト	2670	1億円
14	楽天カード	自転車プラン	2760	非公開
15	パルシステム	パルシステムの 自転車保険 （提携：三井住友海上保険）	2820	2億円
16	楽天カード	個人賠償プラン	3120	非公開
17	イオンカード	ネットでかんたん保険 日常生活賠償プラン Ｃコース （提携：損害保険ジャパン日本興亜）	3120	1億円
18	AIG損害保険株式会社	けがの保険 個人型セットプラン T02	3350	1億円
19	JCBカード	JCBカードトッピング保険 日常生活賠償プラン	3360	1億円
20	ちゃりぽ	自転車あんしん保険 賠償1億プラン	3520	1億円
21	東京海上日動火災 保険株式会社	eサイクル保険 本人型 Bプラン	3560	1億円
22	セゾンカード	Super Value Plus ご迷惑安心プラン[U]	3600	1億円
23	総合保険センター	「基本コース」 1年一時払（自動継続）	3600	1億円
24	フィナンシャル・エージェンシー	「基本コース」	3600	1億円
25	au損害保険株式会社	本人タイプ ブロンズコース	3920	2億円
26	三井住友海上火災保険株式会社	本人型 Cコース	3990	3億円
27	セブンイレブン	セブン‐イレブンで入る 三井住友海上の自転車保険	3990	3億円
28	セディナカード	ネットde保険 ＠さいくる Cコース （提携：三井住友海上保険）	3990	3億円
29	ソフトバンクかんたん保険	自転車あんしん保険 ちょこっと	4200	1億円
30	ジェイアイズ	あんしん生活パック	4680	1億円
31	Yahoo JAPAN	ちょこっと保険 スモールセット （提携：三井住友海上）	4690	1億円
32	共栄火災海上保険	ＪＡ組合員とそのご家族専用の傷害保険	4800	1億円
33	エイチエス	パーソナルプラン PA1	4900	1億円
34	co-op	1型	5140	1億円
35	NTTドコモ	ドコモ サイクル保険 個人プラン	5520	5億円
36	エポスカード	エポラク傷害保険自転車コース お手軽セット （提携：三井住友海上）	6240	1億円
37	あいおいニッセイ同和損害保険	本人型「タフ・ケガの保険〔自転車プラン〕」 BD1	7640	1億円
38	三井住友VISAカード	ポケット保険 自転車コース Sサイズ	7680	1億円
39	NICOSカード	自転車プラン （提携：損害保険ジャパン日本興亜）	12360	1億円
40	日新火災海上保険株式会社	Joy-e(ジョイエ)傷害保険自転車向けプラ 本人型 JA1	36000	1億円
-	dカード	付帯されていない		-
-	ダイナースクラブカード	記載なし	記載なし	-
-	ダイナースクラブ プレミアムカード	交通事故傷害保険 ／賠償責任保険付き	自動付帯	1億円
-	ダイナースTRUST CLUB ワールドエリートカード	交通事故傷害保険 ／賠償責任保険付き	自動付帯	1億円

保険料が高くなると入院費用や手術費用などの内容が充実してくる傾向にあります。
一番重要だと思う個人賠償責任の１億円はほとんどのプランがクリアしているので、細部のこだわりで高い保険に決めるのもいいかもしれません。
やはり安い保険は補償の適用条件が厳しいという面もあったりするので心配な人は手厚い保険に入るのもありです。

家族におすすめの自転車保険は損害保険ジャパン

上記のプランのほとんどは個人プランの他に家族プランが用意されています。
ただ、損害保険ジャパン日本興亜は1230円の個人プランでも個人賠償責任においては家族全員に補償されるので安さを重視するならこれだと思います。

高齢者におすすめの自転車保険は損害保険ジャパン

自転車保険は65歳までや70歳までなど年齢制限があるものが多いです。
損害保険ジャパン日本興亜は年齢制限もないですし、家族が誰か入っていれば個人賠償責任は補償されるので便利です。

盗難におすすめの自転車保険＝メーカーや店で入れないならau損保

盗難に関してはまた別ジャンルとして広く盗難保険が存在しています。
自転車メーカーで無料で加入できるものもありますし自転車ショップにもあります。
指定車種ではない場合は保険会社の盗難プランも選択肢になると思います。
» 参考：スポーツサイクル専用の車両・盗難を補償する保険「すぽくる」（au損保）
» 参考：盗難補償プラン（1年満期）（ちゃりぽ）

自転車保険のおすすめを理解したらすべきこと【配達の前後の補償を考えよう】

ウーバーイーツでは配達前後の自転車保険をどう考えるかがポイント

ウーバーイーツの配達では配達中に限って一定条件の自転車保険が適用されます。
三井住友海上火災保険株式会社と契約を結んでいるプログラムです。

2019年10月1日より新たに事故による傷害補償制度などが追加されました。
これまでの対人・対物賠償責任のみに比べると、かなり手厚い補償が追加された印象です。
これで充分と考えるのもありかもしれません。

配達中の定義に注意

注意したいのはこれが適用されるのは「配達中」のみであることです。
行き帰りにも自転車に長く乗る人は多いのでその時のために安めの自転車保険に入っておくのはありだなと思います。

結論：ロードバイクで配達してる人にはTSマーク保険がおすすめ

結論としてウーバーイーツでロードバイクや自前の自転車乗りの人は自転車ショップでの整備のついでにTSマーク保険に入るのが合理的な気がします。
» 参考：TSマークの概要（赤色TSマーク）

整備店はこちらで検索できます。
自転車専門店、ビックカメラ、ドンキホーテなどでも扱っています。
» 参考：自転車安全整備店検索（公益財団法人日本交通管理技術協会）

TSマークの助成金を出してくれる10自治体のリストはこちらです。
» 参考：ＴＳマーク貼付の助成金交付制度制定自治体（日本交通管理技術協会）

docomoなどのレンタサイクル利用の人はそれの付帯保険で充分だと僕は思います。

というわけで今回は以上です。
毎日のように配達で自転車に乗る場合は年に数千円くらい払っておいた方が安心だなと思いました。

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