ソフトバンク回線でも使える格安SIMって本当?
LINEやTwitterの通信量がカウントされないから安く済むってどういうこと?
こんな疑問に答えます。
ウーバーイーツの配達員をやっていると、スマホは必須アイテムです。
毎月の通信費はできれば節約したいですよね。
僕は2017年4月から長くウーバーイーツ配達員を続けていて、実際にIIJからLINEモバイルに乗り換えました。
そんな僕が、実体験を元に解説します。
格安SIMの料金比較は非常に複雑です。
2018年からはLINEモバイルが魅力的になってきていると思います。
TwitterやLINEの通信量をカウントしないプランを利用すれば、月3GBのプラン(月額1,690円)に抑えられる可能性があります。
通話料の安い電話機能のLINE Outの通信費もカウントされません。
ただ、低速モード切り替えができないというデメリットもあります。
一度、自分の通信量を確認して計算してみるのがおすすめです。
計算の方法と、切り替えたい場合の手順も書きました。
(ウーバーイーツの配達の基本的な技はこちらの記事で紹介しています。)
こんな人には特にLINEモバイルに乗り換えがおすすめ
ソフトバンクユーザーで格安SIMに変えるか迷っている人
ソフトバンク回線が使える格安SIMの選択肢はまだ少ない
2018年7月からLINEモバイルでもソフトバンク回線が利用可能になった
LINEモバイルはソフトバンクの子会社になった
LINEモバイルはソフトバンクの子会社(※)になり、ソフトバンク回線も利用可能になりました。
その立ち位置から、ソフトバンク回線ユーザーにお得なサービスを展開し続けてくれる期待が持てます。
(※https://linecorp.com/ja/pr/news/ja/2018/2095より)
ドコモやauユーザーで格安SIMに変えるか迷っている人
LINEやTwitterの通信費がカウントされないプランがある
LINEモバイルなら、LINEやTwitterの通信費がカウントされない料金プランがあります。
月3GBの安い料金プランで済んで、節約できる可能性があります。
中古のiPhone+格安SIMでキャリアの機種代割引より総合的にお得かも
中古のiPhone+格安SIMなら総合的に安くなると思います。
大手キャリアの割賦制度で最新のiPhoneを利用できるのは、たしかに魅力的です。
ただ、最近のiPhoneって外見だけで中身はそこまで変わっていない気がするので、中古で十分な気がします。
(auユーザーはSIMロック解除が必要です)
すでに格安SIMで月5GB程度の通信量プランを使っている人
LINEやTwitterの通信費がカウントされないなら月3GBで抑えられるかも
すでに格安SIMを使っている人は、毎月の料金をさらに安くできる可能性があります。
自分の通信費・通信量をチェックしよう
自分の通信量をチェックしてみましょう。
大体で把握するなら、簡単です。
スマホの設定画面からチェックする
設定からモバイル通信に入ります。
前回のリセット日時から集計期間を知る
まず、一番下の「前回のリセット日時」に注目しましょう。
僕の場合、2017/11/08なので、だいたい13ヶ月前ですね。
13で割れば通信量が概算できると思います。
(表)筆者の約13ヶ月分の主なアプリの通信量と合計
表示 | Xヶ月で割る | 減らせそうか検討 | |
現在までの合計 | 48.6GB | 3.73GB | |
App Store | 985MB | 緊急時にアプリアップデートしただけ | |
Google Maps | 9.9GB | 0.76GB | 最近そこまで使わない |
LINE | 1.6GB | 0.12GB | |
Safari | 8.1GB | 0.62GB | 使い過ぎかも |
7.7GB | 0.59GB | ||
Uber Driver | 4.0GB | 0.30GB | |
YouTube | 1.7GB | 間違えてWi-fiに切り替え忘れて使った | |
docomoバイクシェア | 99.7MB | ||
メール | 247MB | ||
写真 | 181MB |
データフリーで節約できる量に注目
LINEモバイルで使い放題になるLINE、Twitter、Instagram、facebookに注目します。
僕の場合、LINE + Twitterで1ヶ月換算でだいたい0.71GBは使ってます。
結構使ってますね…
総通信料の1ヶ月平均が3.73GBなので、LINEとTwitterがノーカウントになれば3GB内に抑えられそうです。
ただし、LINEやTwitterから外部リンク先を閲覧する行為はカウントフリーの対象外なので注意が必要です。
LINEのデータフリー対象とならない機能
https://mobile.line.me/support/datafree/
ウーバーの配達アプリでの通信量を認識しておく
肝心なウーバーのドライバーアプリの通信量は、僕の場合は1ヶ月0.30GBです。
GoogleMapと合わせても1ヶ月1GB程度。
この程度なら、他を節約すれば十分3Gプランでも影響はないと予想します。
他に節約できそうな部分をチェック
他に節約できそうな部分もチェックしておきましょう。
YouTubeは間違えてWi-fiに切り替え忘れて見ちゃった分ですね。
Safariはかなり使ってますね…
調べごとが多いですが、注意すれば少しは減らせそうです。
アプリごとにモバイルデータ通信をOFFにする設定をしておけばもっと安心して節約可能
僕のように間違えて4G/3G回線で動画を再生してしまわないように、設定ができるようです。
こちらのKDDIのサイトの記事がすごく役に立ちました。
ギガ不足解消! iPhoneのデータ通信量を一気に節約する8つの方法(KDDIがお届けするITカルチャーマガジン)
https://time-space.kddi.com/digicul-column/digicul-joho/20180307/2263
統計情報をリセットして計測し直せばもっと正確に測れる
上の計算は、さすがにざっくり過ぎたかもしれません。
毎月同じ生活をしている前提で計算してしまいました。
もう少し正確に計測したい場合は、統計情報をリセットして1ヶ月間計測し直せばもっと正確に測れると思います。
通信料チェックアプリは使えるものがない
通信料チェックアプリとかもいいかなと思ったのですが、おすすめしたいものが1つもありませんでした。
・通信量チェッカー/IGNIS AMERICA, INC.(アプリごとの計測ができない)
・My Data Manager(VPN接続が必須でセキュリティが不安)
・通信量チェッカー/InnoX Co.,Ltd.(常にアプリを起動する必要がある)
・カナヘイの通信量チェッカー(アプリごとの計測ができない)
なので、やはりiPhoneの設定画面で判断するのがよさそうです。
LINEモバイルのメリット
LINEモバイルのメリットを厳選して書きます。
データフリープランを利用すれば、月3GBのプランに抑えられそう
LINE、Twitter、Facebook、Instagramのデータフリープランが存在
上でも触れたように、月3GBで1,690円のデータフリー付きのプラン(音声通話付き)がおすすめです。
LINE、Twitter、Facebook、Instagramでの通信料がお得になります。
3GBプランに抑えれば1年間で相当お得
毎月3GBの1,690円に抑えられれば、1年間でかなりお得になります。
例えば、現在僕は毎月iijmioの6GB2,220円を利用しているので、もし変更したら
(2220-1690) x 12 = 6360円
1年間で6360円を節約できます。
LINE OUT Freeもデータフリーの対象
LINE OUT Freeという15秒間広告を見れば、3分無料で電話できるという機能があります。
これの通信量もデータフリーの対象です。
嬉しいですね。
LINE Out/LINE Out Freeはデータフリーですか?
LINE Out、LINE Out Freeはデータフリーの対象です。
ただし通話料が別途必要となります。
また、LINE Out Freeの通話前に表示される広告はデータフリーの対象外です。
https://mobile.line.me/support/help/search/?contents=20003760より引用
ただし、広告の通信は対象外なんですね…
あの広告、動画とか多いから結構重そう。
差し引きゼロって感じですね…
LINE Out Freeについてはこちらに詳しく書きました。
【ウーバーイーツ】電話代をLINE Out Freeで節約する方法【3分無料】
コールクレジットを都度購入するのも便利
コールクレジットを都度購入して、広告を見ないLINE Outの方を使うのもありですね。
通信費はデータフリーの対象で、1分あたりの通話も14円と多少は安いです。
(LINE Outの1分あたりの通話料)
相手が固定電話 1分3円
相手が携帯電話 1分14円
https://line.me/ja/call/price-table/JPより作成
LINE MobileのIP電話「いつでも電話」は1分20円なので、普通に高いです。
追加チャージが0.5GBから可能
0.5GB 500円/回で購入できます。
万が一、3GBで足りなくなった時も追加できます。
(追加購入回数月3回などの制限があり)
ただ500円は割高なので追加購入で補うのは抵抗がありますね。
もし、3GBでは足りなくて5GBプランに変更しても、他の格安SIM会社と大体同じなので安心かなと思います。
その他のメリット
その他にも、クレジットカード以外の支払い方法の存在、LINEの年齢認証が可能などのメリットもあります。
LINEモバイルのデメリット
LINEモバイルのデメリットも厳選して書きます。
低速通信モードへの切り替えができない
はっきり言って、これがLINEモバイルの最大のデメリットだと思います。
低速モードって何?
IIJなどの他社の格安SIMでは、低速モードに切り替えることによってデータ容量にカウントされない通信を行うことができます。
本当に低速なのでwebとかは見れないですが、外で音楽やラジオを聴くのには便利です。
僕は低速モードで「Spotify」を利用して外でストリーミングで音楽を聴いています。
外出先でそこまでストリーミングで音楽を聞かないという人はあまり関係ないかもです。
オフラインで音楽を貯めておけばいい
ただ、最近は32GBなどの容量の多いスマホが増えているので、スマホの中に少し音楽を入れておけばいいですね。
iTunesに入れておいたり、ニコニコ動画の音楽プレーヤーもオフラインに貯めておけます。
LINE MUSICという手もある
LINEモバイルでは、LINE MUSICが聞けるプランもあります。
ただ、音楽のラインナップがSpotifyとはちょっと違うので、満足できるかは人によると思います。
LINEモバイルは容量を使い切って速度制限の低速モードに突入してしまっても、そんなに遅くならないという話も見かけます。
でも、配達をやっている身からすると速度制限されるのは避けたいですよね。
なので、実質的にLINEモバイルでは低速モードを有効活用できないと考えていいと僕は思います。
ここは慎重に検討するポイントです。
通話料金が高い
格安SIMでは大抵どこも通話料は高いんですが、念のため書いておきますね。
LINEモバイルでは、通常なら国内通話 20円/30秒
専用通話アプリ「いつでも電話」で電話代が 10円/30秒
高いですね。
格安SIMはどこもこのくらい高いです。
上の方に書いたとおり、通話はLINE Outを使うのがいいと思います。
最低利用期間がある
格安SIMでは大抵どこも最低利用期間があるのですが、念のため書いておきますね。
音声通話SIMをご利用の場合、利用開始日の翌月を1ヶ月目として12ヶ月目の末日まで(末日を含む)が最低利用期間で、この期間中にサービスの解約またはMNP転出をする場合は9,800円(税抜)の解約手数料が発生します。
https://mobile.line.me/support/help/search/?contents=20005865より引用
これは大手キャリアも似たような感じですよね。
LINEモバイルに乗り換える方法
実際に乗り換える時の手順について書いていきます。
乗り換えの手続きって面倒なイメージありますよね。
ぶっちゃけ僕もかなり抵抗があります。
でも、店頭でやってもらうと高くつくので、自分でやっていくのがおすすめです。
基本の流れはLINE MOBILE公式サイトでわかりやすく説明されています。
こちらのページから特徴や契約の流れまで一気に見ていけます。
(漫画説明もありますね)
キャンペーンの部分を補足しますね。
最初にキャンペーンコードを忘れずに入れる必要があるので大事です。
現在のキャンペーンを把握する
LINE MOBILEでは、常にどんどん新しいキャンペーンが開催されています。
開催されている最新のキャンペーンをチェックするのがおすすめです。
開催中のキャンペーン(LINE MOBILE 公式ブログ)
https://mobile.line.me/event/
執筆時のキャンペーン例
ちなみに執筆時の現在は以下のようなキャンペーンなどが行われています。
・SNS使い放題 新・月300円キャンペーン
・乗り換え応援キャンペーン
・LINEポイント大放出キャンペーン
キャンペーンの適用条件や期間があるので少し注意です。
キャンペーンコードをメモしておきましょう。
特に「LINEポイント大放出キャンペーン」は魅力的です。
下の記事は、エントリーパッケージについても丁寧に説明されているので、わかりやすいです。
【このブログを見た方限定!】もらったポイントでスマホ代が支払える!LINEポイントキャンペーン(LINE MOBILE 公式ブログ)
http://mobile-blog.line.me/archives/29537190.html?ref=popular_article&id=7350973-947578
LINEポイントって何?
LINEポイントは、LINE Payに交換してローソン・ファミマなどで使えます。
ぶっちゃけ対応店舗がまだまだ少ない感じですが、LINEの他サービスにも使えます。
LINEポイントを、LINE Payの残高に交換する
http://pay-blog.line.me/archives/13301903.html
LINE Payが使えるお店
https://line.me/ja/pay/merchant
エントリーパッケージを購入する(登録事務手数料を節約)
エントリーパッケージとは、エントリーコード入りの紙のパックです。
これをAmazonなどで買ってきて、自分で登録手続きすると登録事務手数料を節約できます。
まずこちらを手に入れるのがいいですね。
エントリーパッケージでの節約は、他のキャンペーンと併用できるかに注意しましよう。
上で挙げた3つは併用可能と書いてありました。
本人確認書類を用意しておこう
本人確認書類は何種類かから選べます。
パスポートを使う場合、公共料金の領収書か住民票とセットで写真での提出が必要です。
以外に提出物が多いので注意しましょう。
MNP予約番号の取得
MNP(他社からのお乗り換え)
https://mobile.line.me/support/mnp/
MNP番号を取得します。
転出は、今使っているSIMの会社に電話しないといけないパターンが多いです。
電話っていうのが、わりと罠ですよね…
MNP転出手数料が3000円程度かかることが多いので、注意が必要です。
解約金がかからないかにも注意です。
こだわる人は乗り換えタイミングに注意
解約手続きのタイミングが悪いと、最後の利用月の料金が無駄にかかったり、乗り換え先の無料期間が減ったりします。
今使っているSIMの会社にもよりますが、月初めに手続きした方がいい傾向ですね。
2/27が利用開始日であれば2月の月額基本利用料が無料に、3/5が利用開始日であれば3月の月額基本利用料が無料になります。
月末月初のMNPお乗り換え、ご注意ください!
http://mobile-blog.line.me/archives/14072755.html#moreより引用
LINEモバイルを申し込む
LINEモバイルのWEBサイトから申し込みます。
先ほどのエントリーコード、MNP番号、キャンペーンコード、本人確認書類、プラン選択などの入力していきます。
» LINEモバイルに申し込む
SIMカードが家に届く
契約成立のメールの後、郵送でSIMカードが届きます。
家で利用開始の手続きをする
夜中に家でやるのがいいと思います。
ここで過去のキャリアが自動的に解約されます。
スマホのAPN設定
スマホでモバイルデータ通信の設定をするだけです。
一瞬ですね。
APN設定(通信をするための設定)
https://mobile.line.me/support/apn/
完了
というわけで今回は以上です。
今回は、格安SIMのLINEモバイルで通信費節約する方法について書きました。
いやあ…けっこう複雑でしたね。
格安SIMの比較って難しいですよね。
各社で、そこまで大きな違いがなくなってきていると思います。
LINEモバイルはソフトバンクの子会社となったので、信頼感があり、今後のサービス展開も期待できると思います。
LINEとTwitterのデータフリーは魅力的なので、ざっくり自分の通信量を計算してみるのはおすすめです。