オーストラリアのファームジョブって失敗って感じるほどしんどいの?
実際にファームジョブのどの辺が辛いの?
こんな疑問に答えます。
本記事の内容
この話を記事にするか迷ったんですが、自分のために書くことにしました。
これから行こうと検討している人の参考にしていただけると嬉しいです。
(参考にならないかもw)
僕がやったファームジョブの内容と辞めた理由を書いていきたいと思います。
2016年にオーストラリアにワーキングホリデーで滞在していた僕が解説していきます。
見つけた仕事の概要
まず、ざっくり言うと、僕がやった仕事はオレンジの枝切りでした。
オレンジの枝切り
ざっくり言うと、収穫の終わったオレンジの木のいらない枝を切っていく仕事です。電動カッターを使います。宿から農場まで、送迎付きです。週6日労働です(辛)
詳しい仕事の内容は、後ほど書いていきます。
給料は1列90ドル
ざっくり言うと、給料は1列90ドルでした。
僕は1日に1列終わるのがやっとでした。
宿に紹介してもらった
仕事をゲットするまでのストーリーは、前回の記事で詳しく書きましたが、泊まっていた宿のオーナーに紹介してもらいました。
写真の大型の行政主導で建てられた最新ワーホリ専用の施設を見つけてそこにまず泊まって紹介してもらいました。
強制的に同室のイギリス人と一緒に働くことになった
宿からの紹介なので強制的に、同じ部屋のイギリス人と2人で働くことになりましたが、別に仲がいいわけではないです(爆)
ワーキングホリデービザを使用
2016年のオーストラリアにワーキングホリデービザ制度を使用して滞在している最中にファームジョブ(農場でのアルバイト)に挑戦しました。
2016年現在、ファームジョブを88日間※行うと、ワーキングホリデービザを1年間から2年間に延長することができます。
より長く滞在してアルバイトすることができます。
(88日間のカウントの仕方には複雑なルールがあります。)
でも、しんどかったので1週間働いた後に、辞めて帰ってきました
(みなさんはどうぞ「ざまあw」と笑ってくださいw)
仕事の詳しい内容
仕事の内容を詳しく書いていきます
プランニングと呼ばれる枝切りの仕事です
僕が行ったのはpluning(プランニング)と呼ばれる種類の仕事で、主に収穫が終わった後の作物の枝を間引いて、太陽の光が入っていくようにする仕事です。
ブドウなどもあるようですが、僕がやったのはオレンジの木でした。
オレンジの木の枝を2方面から切っていきます。
木の側面
まず、オレンジの木の側面を切っていきます。
オレンジ農場のオレンジの木は1列に綺麗に並んでいます。
木と木の間は狭いので、そこに無理やり体を入れ、隣の木とぶつかり合っている部分あたりの木を切っていきます。
コツとしては「人間が入るスペースを作る意識」で切っていくことですね。
そもそも、この作業は次の年に「オレンジをピッキング(収穫)するスペースを作るため」にやっているです。なので、自分が入り込みやすいように、枝を切っていくと効率がいいです。
この時に、あまりに切りすぎるのは良くないです。なぜなら、もったいないからです。
(オレンジは想像以上に、至る所に実をつけるため、たとえ小さな枝であっても、切ってしまうともったいないのです)
そういう理由で、必要最低限のカットで、尚且つ効率良くピッキングできる空間を作っていくことが大事なんですね、バランスですね
これは、まあやっていくうちに慣れていくと思います。
ポイント 一番根元を一発でカットする
さらに細かい話を追記すると、スピードを上げるために、少ない手順で効率良くカットしていくことが大事です。つまり、不必要な枝群の一番根元を、一瞬で見極めて、そこを一発で狙って電動カッターでカットしてください。
そうすることで、スピードを上げられます。
(まあ1週間で辞めた俺がテクニックについて語っても説得力ないんですが、せっかく学んだので書いていきますね)
木の上部
側面を切って、木の中心に近いところまで潜り込めたら、今度は木の上部の枝を切っていきます。
これは上部から日光を入れるための作業です。
イメージ的には上を見上げた時に、視界の6割程度は空が見える程度でいいと思います。
(そう説明されてはいないんですけど、何回も注意されてやり直しさせられて、6割くらいがいいのではと勝手に結論付けました。ってか、そういう風に説明してくれればいいのに…。本当に説明が適当だから。
まあ俺の英語力のせいかもしれないけど…いや違うと思う、本当に説明が適当なんだって。しかも、一度これで良いとか言っておきながら、次の日に訂正してくるんだって
(なんかオーナー様が気に食わなかったとか文句をつけてきた、とかなんとか)
この作業は、言い換えれば、日光を入れるために、必要な木を選択する作業です。
立派に綺麗に育ってる枝でも、どんどん切っていきましょうね。いいんです、立派な枝も切ってしまっていいんです。
ポイント1 「狙い目の枝」を学習する
ここでポイントがあります。
スピードを上げるために、切る枝は瞬時に選択する必要があるんですが、
その見極めとして、切るべき「狙い目の枝」が存在します。
「狙い目の枝」の特徴は以下の通りです。(1)根元が手の届く距離にある
(2)枝の色が緑色
(3)まっすぐ生えているまあ、やっていくとわかる思います。
(1)根元が手の届く距離にある
これは単純に、オレンジの木はそれなりに高さが高いものが多く、手が届かないこともよくあります。なので物理的に手の届く枝を切るしかありません。そして、手が届く枝というのは、たいてい若い枝であり、(2)枝の色が緑色(3)まっすぐ生えているという特徴があるんですよ。
まあ、やってればわかるとも思います。なので、この「狙い目の枝」を0.003秒で見極めて、切っていってくださいw
ポイント2 いちいち上を見上げない
ポイント2ですが、上部の枝を切っていく時、いちいち上を見上げて確認していたら時間がロスになってしまいます。ポイント1を理解して、「狙い目の枝」をひたすら切った後(30秒程度)、その後上を見上げてチェック(2秒)、十分だったら次の木に移る、って感じですかね
はあ、疲れる疲れる
仕上げ(枯れ枝をとる、切り口を綺麗にする)
まだ、あるんですよ
本当にめんどい仕事ですよね、ほんと
枯れ枝をとる
枯れた枝は手でチョップするとポロポロと崩れ落ちるので、そうやってなるべく落としていってください。まあ、これは大体でいいと思います。だってこんなん、細かくやってたら、お金ぜんぜん貰えないって
時々、大きな枯れ枝のカタマリがあるので、これは根元から切りましょう(と言われました)
切り口を綺麗にする
太い枝は、大雑把に切ると根元の部分が残ってしまうんですね
これを残しておくと、収穫の時に収穫する人が引っかかったりして危ないからだと思います。
(切り口を綺麗にする本当の理由はよくわからないです(笑)
とにかくbeautifulにしろって連呼されました。引っかかるのと、あとはたぶん綺麗に切っておかないとそこから無秩序に芽がたくさん出てしまい、栄養が分散してしまうからなどが主な理由ではないかと思います。
こういう細かい理由が気になるの俺だけかな??笑
俺、ちゃんと理由説明されないと仕事できないタイプなんだよねwめんどくさくてゴメンなw)
切った枝は通路の真ん中に集める
切った枝はそれなりの量になるので、下半身でキックしながら通路の真ん中に押し出します。
これも理由を説明されずに、「ちゃんと通路の真ん中に押し出せよJAPのカス」って言われましたが
理由は、通路の真ん中に集めた枝を、後日トラクターで一気に収集するためです
綺麗に1列にしておかないと、後で収集しにくいので綺麗にしておきましょう
また、歩くスペースもなくなってしまいます。点検時に、既に切り終わった樹木のチェックもし辛くなってしまうので、やはりそういった理由でも切った枝は綺麗に通路の真ん中に寄せておきましょう。
電動カッター(超大事)を使います
さて、上記のような枝を切る作業には、電動カッターを使います。
これが意外に大事です。カッターの性能で全て決まるといって言いほど、大事です。
そもそも電動カッターとは
こんなやつです
バッテリーのついたジャケットを背負いながら、それにケーブルを繋げて電気の力で枝を切っていきます。
高額です。30万円するらしいです。
カッターのお手入れ
毎朝、カッターのお手入れをします。刃を砥石で研磨する、潤滑オイルを刺す、の2点です。
刃の鋭さが落ちていってしまうので、お手入れは重要のようです。
刃こぼれする
お手入れしていても、刃こぼれはします。刃が欠けてしまうことです。
というか、僕がもらったカッターは最初から刃こぼれしていました、なので切れ味が悪かったです。
コードを切らないように注意
まあ普通にやってればやらないと思いますが、枝と間違えて電原コードを切らないように注意してください。コードがゴムで硬くコーティングされていて、切っても傷がつく程度ですが、感電とかも危ないですし注意したほうがいいともいます。
まあ、僕はコードを切ったんですけどね(笑)
相当意識が朦朧としていたせいなので、普通にやってれば切らないとは思います。
体力がそれなりに必要です
体力が必要ですね、
お金を稼ぐためにテンポよくやって行くと、部活の合宿程度には疲れます。
それが週に6日だったので、僕は相当疲れました。
マイペースにゆっくりやってもいいはずなんですけどね、だって時給制じゃないですし、契約書だってかわしてないんだからさあ
でもゆっくりやってると、なんがかんだグチグチうるさいっす
服装も大事です
服装も大事ですね
服装、道具など何が必要かは、教えてくれません
(日本的感覚だと、事前にちゃんと教えてくれるのが当たり前と思いがちですけどね、教えてくれません)
「あ、ゴーグル的なもの、あったほうがいいよー。靴ももっと丈夫な感じのがいいよー」とか軽い感じで話してはくれますよ、あくまで軽い感じなので。しかも仕事始まってから言われるのでw
日本のように、事前にこれとこれを準備して、これが大事な理由はこうで、とか細かくネッチリ説明してもらえないので、ブログなどネットを読んで、詳しくなって、前もって買い揃えておいたほうが無難ですよ。
そんな高くないですし、自分の身を守るものなので大事だと思います。
(逆に、仕事を始める前に「道具をキッチリ揃えてください、これとこれを買ってください」と強制的に買わせるエージェントもあるみたいです。それはそれで親切ではあるのですが、その道具の値段が高かったり、買わせておいて仕事がなかったりするパターンもあるみたいです。
そう考えると、自分で買ったほうが気楽じゃないですか?
僕はエージェント使うの嫌なので、自分で考えるほうが楽しいと思うタイプです)
どこで買うの?
前提として、大抵のものはホームセンターに売っています。
ここの有名なホームセンターは「MITRE10」とかいう名前でした。まあ、大抵の街にホームセンターは何かしら存在します。
あと「Big W」や「K mart」や「Target」とかにも服や靴下は売ってますが、そんな安くないです。
ゴーグル(サングラス)
枝が目に入る危険性があるので、ゴーグルの使用はマストだと思います。
どんなゴーグルでもいいと思いますが、ゴーグルの曇りには注意です。
僕が仕事していた季節は秋だったせいもあって、朝は外気温が低いためにめっちゃ曇りました。
ただですね…、ホームセンターに売っている4ドルとか5ドルのゴーグルは、安くていいんですが、曇ります。
「曇り止め機能付き」とかいてあるやつも試したんのですが、確かに最初の1時間は曇らなかったですが、曇ります。曇りにならないように、水滴化する仕組みになっているやつも、水滴で前が見えないです。
高いやつなら曇らないのかもしれないですが、僕は試してないです。
なので、結論から言うと、サングラスの方がオススメです。
僕は日本で買った2000円のサングラスがあったので、それを使いました。曇り止め機能が付いているので、抜群によかったです。それでも寒い日は少しは曇りますけどね。
なので、2000円クラス以上のサングラスを買うのがオススメです。
手袋
手袋も重要ですね。
プランニングの仕事をするときは、この皮製手袋が定番のようです。
細かい動きもできて、かつ防御力も高いですからね。
サイズには注意してくださいね。
僕は下に書いたスリーブを、手袋の下に着用していたため、Lサイズがちょうどよかったです。
ただMサイズもいいかもしれないですね。サイズが大きすぎると切っている間に手袋が抜けます(笑)
ちなみにピッキングをやるときは、こちらのゴムの手袋が重要です。
https://www.mitre10.co.nz/shop/non-branded-gloves/p/201103
MITRE10.comより
少し脱線してピッキングの話をすると、ピッキングは手袋が命なので、こんな感じのゴムのついた手袋(1500円しました、高い)、買ってしまった方がいいです。手袋さえ優秀であれば、爆速で掴んでいけます。十分、元は取れると思います。
スリーブ
スリーブ、いわゆる袖のことです。手袋だけで作業していると、手袋の手首の部分から枝が入ってきてしまうため、それを避けるために付けます。
専用のスリーブも売っていますが、僕は靴下に穴を開けて、それをスリーブ代わりにしていました。
靴下 10ドル
ブーツ
ブーツも重要ですね。やはり農場で作業していると、枝が落ちてきたり、枝を蹴る作業をしたりで、足を守ることは大切になってきます。
定番はこちらのワークブーツですね。これ結構かっこいいですよね。
少し高いですが、かっこいいのでこれにしました。
ワークブーツ 90ドル
他にもゴム製の長靴っぽいブーツもあります。もう少し安いです。15ドルくらいだったかな。
けど丈夫さは落ちます。
ワークパンツ
ワークパンツも買った方がいいと思います。まあ、自前のスウェットとかジーパンとかで作業してる人もいるみたいですが、ワークパンツの方がカッコよくないですか
それに速乾性で汗を通して寒暖差にも対応してますし、汚れに強いし、動きやすいし、枝とかが刺さるのから守ってくれます。
そんなに高くなかったし
ワークパンツ 40ドル
上着
上着は何を着たらいいか僕も迷ってます。
僕はこの速乾性のユニフォーム的なものを着ていました。
この蛍光イエローの服、オーストラリアでは定番なんですよw、町の工事現場ではみんな着てます
ただですね、この服だと、防御力が低いので、枝がバンバン刺さります。
たった1日で腕が傷だらけになりましたね。
ただ、汗が蒸発しやすく、動きやすいっていうメリットはあります。
なので、本当は、これを着た上にさらにもう1枚丈夫なシャツかなんかを羽織った方がいいのかもしれません。
ユニフォーム 18ドル
帽子
帽子は頭に枝が刺さるの守るのに必要です。
ピッキングと違って、日焼けはそこまでしないと思います。
僕はピッキング用にかったこちらの全方位ガード付きのハットを使っていましたが、これ若干動きにくいです。狭いところにもぐり込むときに、ツバが邪魔なんですよね。
なんで、普通のこういうキャップの方がいいと思います。
上司もそれでやっていたので、
帽子 4ドル
日焼け止め
日焼け止はですね、迷いましたが、必要ないと思います。
なぜなら、日焼け止めを顔に塗ると、ゴーグルが曇るのに繋がるんですよ。
とにかゴーグルを曇らせたくないので、僕は塗るのをやめました。
その代わり、帽子と服で防備することは大切だと思います。常に木の中にいるから、そこまで日焼けした木はしないなあ。
日本のブラック企業よりはちゃんと説明してくれています
だいぶ、長くなってきましたね
(長いですがこだわりがあって敢えて1つの記事にまとめて書いてます)
僕が細かく語りすぎたのもありますが、
これだけの内容がある仕事を、大した説明もなく、いきなりやれって言われるのしんどいですよね
でも安心してください、日本のブラック企業よりはちゃんと説明してくれましたwwww
初日にちゃんと説明してくれましたよ
なんか大げさに書いてますけど、日本よりはブラックじゃないので安心してくださいね(暗黒微笑)
まあ、とりあえず日本よりブラックな仕事なんて、そうそう存在しないと思いますよ
下に書きますけど、そもそも給料高いですからね
給料について
1列90ドル
気になる給料なんですが、1列90ドルです。
はいはい、でたでたxxxx列xxxドル、xxxbinxxxドル
これよく聞きますけど、そんなこと言われても1列がどれくらいなのか、1binがどれくらいなのか定義されてないから、この指標まったくの無価値ですよね
いつも思うんですけど意味なくないですか?
まあいいんですけど
今回、1列はおよそ40本、木がありました。
1列終わるのに、僕は朝8時〜16時の8時間かかりました。
なので8時間90ドルと思ってください。安いですねー
1日に何列できるか
1日に2列できるかどうかについてですが、相当難しいと思いますよ。
僕だって、それなりに体力には自信ありますよ。ずっとスポーツやってましたし、持久力や筋力はクラスでもトップクラスでした。
なので体力に自信がありまくる体育会系で、なおかつ今もサークルとかでスポーツをやっていて、クラスでもスポーツで上位カーストに属していた身長170センチ以上の男子で、やっと1日2列ちょいいけるくらいだと思います
まあ、あくまで僕の見解です
それでもまあ、1日に1.5列できれば、
1.5 x 週6日 x 4週間 = 3240ドル/月
なので30万円近く稼げますね、ただ雨が降ったら中止なので、そこまでいかないとは思いますが
月曜日に現金でくれるらしい
給料は現金で月曜日の最後に手渡しです。
まあ、これは後述の同僚のアフリカ人によると、ちゃんと貰えるらしいですよ
銀行で振り込んでもらえるのが本当はいいですけど、上司曰く「エージェント通さずに直接契約でやってるから、いちいち銀行使えない」と言っていました。
TAXの書類は5日目にもらって、書いて提出しました。その辺はちゃんとやってますね。
給料ちゃんと受け取るところまで、確認してません。すまん
給料ですが、まあ下にも書きましたが、僕はもらわずにキレて辞めて帰ってきたので、ちゃんともらえるのか、妥当な額かどうかも検証できません。すいません。
本当にもらえんるんだろうか、そこも謎だよね。でも後述の同僚のアフリカ人によると、ちゃんと貰えるらしいですよ
この仕事のメリット、素敵なところ
メリットから書いていきますね
送迎してくれる
僕は車持っていないし、車の免許さえ持っていない(!)ので、助かりました。
実際、車なくてファームでいい仕事探すって結構難易度高めなんですよ
そもそも買い物すら行けないですからね
costaという大規模農場で仕事が4ヶ月分ある
このファーム自体は、オーストラリアでナンバー1の会社Costaの農場なんですね
(って言ってたと思うんですけど、英語が早すぎたので違ってたらごめん。でもCostaって看板でてるから絶対そう)
なので、めっちゃくちゃ広いんです
4ヶ月分の仕事はあると言ってました、素晴らしいですね
TAXの書類を求められた、つまり給料は正規っぽい
TAXの書類は、雇い主が税金を支払っていることを政府に証明するために必要なので、まあ大抵書かされますが、それすらやっていない農場もあるらしいですよ
TAXに関してはちゃんとしているみたいです
給料は正規の金額設定っぽいですが、どうなんでしょうね。
背が高い男性にしかできないので、競争率は低め(だと思われる)
この仕事は物理的に身長が必要ですね、高いところに手を伸ばす必要があります
脚立を持ち出すレベルではないんですが、170cmは欲しいっていうのはよくわかります
なので、ピッキングより競争率は低いかもしれませんね
同僚のアフリカ人は毎年やってるくらい
他の同僚がどのように評価してるかって大事ですよね
同じ宿で雇われたのはイギリス人と僕と2人だけだったんですが、実は他にチェーンソーで木を切る仕事がありそちらはほとんどがアフリカ系の方でした
彼と少し話せたのは良かったです。
なかなか機会がなかったので、無理やり後をつけて行って、話しかけました。
そうしないと情報得られないので。
彼はこの仕事は気に入ってて去年に引き続き今年もやっているそうです。
学費を稼ぐための資金にするようです。学費というよりは学生VISA(※)でしょうね。給料はちゃんと支払われるとは行ってましたよ。彼はチェーンソーの免許を持ってるのでチェーンソー使ってましたが、それも出来高制であまり給料には納得いっていないような気は少し感じました。
※オーストラリアは学生VISAでの滞在の方が(筆者の価値観では)メリットが多いため、本当に勉強するつもりがなくても滞在許可のために学生VISAを取りたがる人は多いようです。
東南アジアと違い、オーストラリアの学生ビザはアルバイトが許可されていますし、日本国籍であれば、お金さえあれば簡単に取得できます。学校の幅も広いのでガッツリ学ぶ人のためだけの学生ビザとは限りません。
この仕事のデメリット、難しいところ
ようは僕がイライラしたところ、つまり辞めた理由ですねw
カッターの性能で仕事ができるかが決まる、その割に俺に渡されたカッターが切れない
何度も書いてますが、カッターが重要です。カッターが全てです。
渡されたカッターが欠けてたりしたら、終わりなんですね。
ピッキングより頭を使う(コツを覚える必要がある)
ピッキングは果実をもぎ取るだけですけど、このプランニングは上にも書いたように工程が多く、他所いうは頭を使います。
丁寧に教えてくれないくせに、後出しで要求してくる
スピードを煽っておいて、後からやり直しされるんです
やる気が削がれます、まあここまで細かく説明しなくてもわかってると思いますが、奴隷です(笑)
話を聞いている暇がない
自分で聞かなかったのが悪いけど、ほっとんど説明をちゃんと聞く暇がありません。
残業しないだけマシなんですけど。まあこれは僕が悪いのかもしれませんが。捕まえてしつこく聞けばよかったんですかね。
時給制じゃないので、変に煽ってくる、文句ばっか言われるのでイライラしてきた
時給制じゃないから、さっさと働かせたほうが得ですね、なので煽ってきます(笑)
同僚のイギリス人と相性が悪かった
今思えば、彼の性格が悪いとは思わないです、むしろ英語で色々交渉してくれた
ただ、必要以上の協力はしてくれない、そこがよくわからなかった(アジア人の俺には)
まあぶっちゃけ、どうコミュニケーションをとっていいかわかりませんでした
僕の経験不足かもしれません
同僚の子ばっか褒めるのでいじけてしまった
意味わからないけど、同僚のイギリス人褒めてましたけど、これは何かの手法なんですか?
何人かいたら、できるやつを褒めておけば、やる気が出るだろう?みたいな
アホですね、勝手にやっててください
体力的な問題、週に6日です
体力もたねーよ
給料が手渡し
TAXはちゃんと払ってるみたいですけど、銀行振込じゃなかったです
他の大手のファームは銀行振込なのにね
新しく来た人が欧米系だった
しかもゴーグルも手袋もない状態で来てました
どんだけだよww
それくらい説明しろよ、SMSで「手袋やゴーグルが必要です」って打てば済む話じゃん
まあ奴隷ですからね
仕事の会社の全貌
この会社の全貌もさらっと書いておきますね
マネージャーはインド人
このマネージャーは今年からの新任らしく、だからここまで適当なのかもしれませんね
いや、たぶん誰がやっても適当だと思うw
農場はCosataというシェアナンバーワンの会社
農場との直接契約で、農場はCosataというシェアナンバーワンの会社です。
辞める時に上司とした会話w
「僕はサムライなんで、サムライは言い訳はしないんです」
最後に辞めるときなんですけど、もう限界だと思って
俺「俺、もう辞めます、自分には無理っす」
って言ったら、日本的な考え方だと「そうか、わかった」って言われて終わるのかと思ったら、
「あ、そう。じゃこの列だけやってと、この列の半分は給料上げるから」
とか言われました。
まあ何を言われようと別にびっくりしないんですが、そうきたかw
「いやいや、もう帰るから、知らん。俺は帰る」って言って僕は逃走しました
(すいません、アホで。でもちょっと体力的にもその場にいるのがキツかったんです)
で、農場から市街地まで歩くと3時間くらいかかるんですが、ヒッチハイクでもすればいいやと思って、一人で歩き出したら
「おい、おいxxxx(僕の名前)、送るから乗って行きなよ、俺はその責任がある」
とか言って、追いかけてきたんですね、なので仕方なく乗りました
(最後の1日)
俺「俺、もう辞めます、自分には無理っす」
上司「あ、そう。じゃこの列だけやってと、そしたらこの列の半分は給料上げるよ」
俺「いやいや、もう帰るから、知らん。俺は帰る」
上司「おい、おいxxxx(僕の名前)、送るから乗って行きなよ、俺はその責任がある」上司「おい、待て、なんで一人で帰ろうとするんだ」
俺「…」
上司「送って行くのに」
俺「給料はいらないんで」
上司「なんで?」
俺「途中で辞めたし、受け取りたくないからです」
上司「なに言ってるんだ?」
俺「僕はサムライなんで、サムライは言い訳はしないんです」
上司「は?」
俺「サムライは自分の信念は曲げないんです」
上司「サムライは切腹するのか?」
俺「はい、日本人は自分の責任は自分で取るし、道に外れたことはしない、僕はサムライなんです」上司「着いたぞ、明日来たら給料やるから」
俺「いらねーよ、Good bye」(完)
相当痛い感じですいませんでしたw
はい、笑いたい人は笑ってくださいね、ぼく温室育ちなんで、こんな感じです
即辞めもOK、次の仕事のチャンスを待つのがオススメかも、かもね…
仕事を辞めるのはわりとよくあることのようです
だって、別にずっと続けるなんて契約してません
(約束も説明も会話もしてません)
契約書は交わしてません
最後に(次の仕事を狙って、待機するのは全然あり)
おそらく、ここの宿にいれば同じような過程で、また新しいファームジョブを獲得するのは可能と思われます。
なので、僕のようにプッツンしないたくましい環境育ちの方であれば耐えられるし、そうでなくても、嫌な仕事をきちんと「自分には向いてない」と笑顔で断って、ドヤ顔で次のジョブのチャンスを待つのもアリアリかもしれないです。
むしろ、それがオススメです。
季節的にもこれから仕事が増えていく雰囲気はありました。
僕は、帰って来ることにしたので、みなさんはもう少し粘ってもいいのかな、と思いますよ。
結局、ワーホリって奴隷なんですよ
ファームジョブって奴隷制度なんだと思います。
まあ、笑いたい人は笑ってください、僕は奴隷になってまでファームジョブをする意味があるのか考えた結果、やめました。
奴隷になってでもVISAが1年延びるのであれば、やる価値があるかもしれません。
ただ、待遇とか滞在費とか給料の低さとかストレスとか、様々な要素を天秤にかける必要があるとは思いますね。
単純に、結論は出せないとも思います、人それぞれです。
というわけで今回は以上です。